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命の架け橋 ~ミャンマーを医療と菜園で笑顔に~

栄養推進月間に合わせ、 ミャウンミャの公立校 3 校で栄養素の講座

8月は、ミャンマーの保健・ スポーツ省が定めた「栄養推進月間」(Nutrition Promotion Month) です。各週ごとに重点とする対象を変え、 栄養素についての指導や健康診断などが行われます。2025 年 8 月、MFCG は栄養推進月間に合わせ、 同省の学校保健担当者や専門家とともに、ミャウンミャの町の 3 つの公立校で 3 大栄養素についての講座を開催しました。同町内の公立校での保健活動は MFCG と して初めてです。

講座に合わせて配布したカルシウム入り栄養シリアル飲料「Calsome」。本来は水などで溶いて飲むが、そのまま「食べる」ことも多い

栄養推進月間の取り組みは 2003 年に始められました。同省の資料では、街に住む子どもたちの間で、朝食を抜いたり 、菓子やジャンクフードを好んだりする傾向が見られるようになり 、栄養が偏っているとされています。こうした課題を踏まえ、子どもたちの健康と将来を考え、取り組みが続けられているようです。

週ごとに重点とする対象があり 、2025 年の場合、第 1 週は妊婦と 5 歳以下の子ども、第 2 週は学校の生徒たちなどと 決められていました。

MFCG 代表の名知仁子や現地のミャンマー人メンバーが学校を訪問し、ゲームも交えて、栄養についての説明を行いました。

ミャウンミャの町の学校で栄養素の説明をするMFCG代表の名知(右)

講座の後には、「Calsome」という カルシウム入り栄養シリアル飲料(通称「カルシウム」) を配布しました。 Calsome は、 小麦やトウモロコシ、米、オート麦、大麦、大豆のタンパク質などから作られた粉末飲料で、通常は水などで溶いて飲みますが、現地ではそのまま「食べる」ことが多いです。

MFCG は、約20万円の予算でヤンゴンで Calsome を買い付け、今回、講座に参加した生徒 2,253人と 先生 83 人に、2 個ずつ手渡しました。

MFCG は今後も、皆さんの支援を受け、命を守り、生活を守り、人生を守る活動をミャンマーで継続していきます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


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