名知 仁子(なち さとこ)
【プロフィール】
タイ、ミャンマーの国境沿いでカレン族に対する医療支援や、ミャンマーデルタ地帯でのサイクロン被害に対する緊急人道援助など数々の国際医療支援活動を経て、2009年には国際緊急医療支援団体日本支部理事、翌年2010年には同団体専務理事に就任。衛生面の問題や民族や宗教の対立、貧困など困惑することや無念なこともあったが、学ぶことも多かった。なによりも現地の人の明るさや優しさに触れ、マザー・テレサの言葉通り、「自分の心が豊かになる」のを経験する。
1963年 | 新潟県生まれ。1988年 獨協医科大学を卒業後、日本医科大学第一内科医局に入局。 |
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1999年 | マザー・テレサの本にあった、「あなたの愛を誰かに与えれば、それはあなたを豊かにする」という一節に感銘を受けると同時に、日本の医療のさまざまな問題に疑問を感じ、国際医療を志す。国境なき医師団(MSF)に入団するため英語を猛勉強するが、途中で原因不明の病に倒れ4か月間入院。7ヶ月間リハビリに従事する。 |
2002年 | 日本人として5人目となる国際緊急医療支援団体・国境なき医師団の一員に。 |
2008年9月 | 任意団体ミャンマー クリニック菜園開設基金(MFCGの前身)を設立する。 |
経 歴
1963年 | 新潟生まれ、埼玉育ち |
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1988年 | 独協医科大学医学部卒業 |
1989年 | 日本医科大学付属病院第一内科(循環・糖尿・肝臓)勤務 |
1999年 | マザー・テレサの「あなたの愛を誰かに与えれば、それはあなたを豊かにする」という言葉に感銘を受けると同時に、日本医療のあり方に疑問を感じ、国際医療を志す。しかし、原因不明の病に倒れ4ヶ月間入院、7ヶ月間リハビリに専念 |
2002年 | 日本人として5人目、国境なき医師団(MSF)に入団し、海外医療援助活動を開始タイ・ミャンマー国境沿い:ミャンマーから逃れてきたカレン族に医療援助 (MSFフランス) |
2003年 | ヨルダン:イラク戦争で難民となったクルド人に対する難民緊急援助(外務省ODA団体 Japan Platform) |
2004-2005年 | ミャンマー:ロヒンギャ族に対する医療援助(MSFオランダ) |
2008年 | ミャンマー:デルタ地域でサイクロン被害者に対する緊急医療援助(MSFスイス)ミャンマー:パテイン地域でカレン族などに対する巡回診療とデルタ地域のその後の状況調査(横浜YMCA)自身に乳がんが見つかる。手術・抗がん剤治療・放射線治療・リハビリを受けながら、途上国での医療援助活動を継続 |
2008年9月 | 「ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会」の前身となる任意団体「ミャンマークリニック菜園開設基金」を設立 |
2009年 | 国境なき医師団日本支部の理事に選出 |
2010年 | 国境なき医師団日本支部の専務理事に選出ミャンマー:パテイン地域でカレン族などに対する巡回診療(横浜YMCA) |
2011年5月 | 「ミャンマークリニック菜園開設基金」を「ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)」と改名し、東京都荒川区に事務所を開設 |
2011年11月 | 「内閣府 地域社会雇用創造事業」の一環としてグランドワークス三島が実施する「グラウンドワークインキュベーション」のコンペに第1位で通過、支援を受ける |
2012年8月 | 社会起業大學主催のソーシャル・ビジネス・グランプリ大会でビジネス・グランプリ大賞を受賞 |
2015年9月 | 公益財団法人「社会貢献支援財団」の「社会貢献者表彰」受賞者に選出 |
2016年5月 | 朝日新聞 ひと 欄に紹介される |
2017年2月 | 日本経済新聞(2017年2月25日付け朝刊)「キャリアの扉」に掲載される。 詳細はこちら |
2018年9月 | Webマガジン「Epistle」に掲載される。 詳細はこちら |