2025年3月28日にミャンマーで発生したマグニチュード7.7の大地震から6カ月が経過しました。被災地の一つ、シャン州のインレー湖周辺では、船が損傷したため、移動と生計手段を失ったままの住民が多くいます。MFCGは、こうした被害を受けた村の一つで、船修理のサポートを開始します。多くの皆さまののご支援をお願いします。
地震発生後、MFCGは、石けん、歯ブラシなどの衛生用品や、毛布や蚊帳などの生活用品を、被災したシャン州の3つの村に届けました。
その後も、3つの村と、状況や必要な支援などについて、やり取りを続けてきました。当初は、船の新造と修理、トイレの修復について検討していましたが、トイレ修復は資材となるコンクリートの購入費用、運搬方法などから難しいと判断し、船の修理のサポートを実施することにしました。対象は、3村のうちの1つの村の130世帯あまりが使用・所有していた船です。
この村の住民は、従来、船を使ってトマトの水耕栽培をしたり、漁をしたりして生計を立てていましたが、被災後は船が使えなくなったため、食料配給に頼る生活を続けています。
MFCGのサポートで、再び船を使えるようになれば、以下のような状況が期待できます。
(1) 栽培地へ移動し、トマトなどの水耕栽培を再開できる
(2) 魚を捕る漁を再開できる
(3) 病院などへの行くこともできる
水耕栽培や漁の再開により、自立(自律)の手立てが得られます。
130世帯あまりの船の修理のサポートにかかる予算として、約1,000万円を想定しています。大地震被災者の自立(自律)支援のため、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
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